京都・東山 - サツキ彩る 泉涌寺雲龍院
京都府京都府東山区 泉涌寺雲龍院
2019/06/02
サツキの庭といえば、どこを想像しますか。
東福寺、詩仙堂、酬恩庵一休寺、金福寺…
さまざまな名庭がありますが、ここ泉涌寺の塔頭雲龍院も、拝観者を楽しませてくれるサツキがあります。
泉涌寺を抜けてさらに奥。少し高まった場所にあるのが、塔頭の雲龍院。
門をくぐったところから早速、見ごろを迎えたサツキが出迎えてくれました。
参道の両脇にサツキの刈込み。
ちょうど咲きそろっており、見応えバッチリです。
受付を済ませ、まず訪れるのは蓮華の間。
4枚の雪見障子越しに、庭を楽しめる部屋です。
ちょうど二枚目に、灯籠とサツキが顔を出していました。
隣の清浄の間から縁側に出て、蓮華の間のガラスに写るサツキを。
中庭も一緒に楽しみます。
泉涌寺の塔頭の中でも、年間通して様々な花を楽しめます。
奥に進み、悟りの間へ。
「迷いの窓」として有名な丸窓がありますが、奥のお庭はいつも見過ごしがち。
五色の紅葉の足元にもサツキが咲きます。ちょうど、掛け軸のように撮れました。
大輪の間から中庭を望みます。
こちらの咲きそろ今ではもう少しでしたが、可愛らしい花がちらほらと顔を出しています。
ゆっくりと庭と向き合う。
一人の時間を楽しみたいときにピッタリです。
本堂である龍華殿の脇にもサツキの刈込み。
本当に何時も綺麗に刈られています。
右の常緑樹は、悠仁様おしるしの高野槇です。
龍華殿から参道も望めました。
さて、そろそろお暇します。
ふと立ち止まった大輪の間の入り口を。
再びサツキに見送られながら、来た道を戻ります。
ああ、名残惜しい。
境内をポッとサツキが彩る雲龍院さんでした。