京都・京田辺 - 沙羅の花と驟雨に打たれる酬恩庵庭園
京都府京田辺市 酬恩庵一休寺
2019/06/15
沙羅の花が落ちたと聞きつけ、一気に京田辺へ。
閉門一時間前に一休寺に到着しました。
昨年秋、そうだ京都行こうのCMで一躍話題となった一休寺。
門を入ってすぐのもみじもすっかり青々としています。
拝観受付を済ませてすぐ。後小松天皇の廟があります。
一休禅師が後小松天皇という説があるため、宮内庁管理です。
参道をそのまま奥に進み、本堂のほうへ。
こちらは門をくぐって右手前側。
沙羅(夏椿)の花が昨日の雨でよく散っています(^^
参道の左側にも沙羅の木があります。
こちらも同じくたくさん花を落としていますね。
仏花としてもとても重要な沙羅。
釈迦が入滅した際にその両脇に沙羅の木があったことで、沙羅双樹といわれます。
正確には夏椿は沙羅の木とは異なりますが、その土地で似たように白い花をつける木を総じて沙羅の木というそうです。
一休寺の本堂は重要文化財に指定されています。
典型的な禅宗様仏殿ですね。
窓を通して堂内に差し込む淡い光が、なんともいえない美しさを出していました。
本堂の裏には一休禅師の像。
雲に覆われだいぶ暗くなってきた空にお顔も曇りがち。
池のほうには紫陽花が少し顔を出していました。
ゴロッと鳴り出したので、庫裡のほうに急ぎます・・
方丈に到着。
だいぶ外が暗いので、堂内の明かりがこぼれているのがわかります。
そんなことを思っていたら、滝のように雨が降り出しました。
夕立ですね。ぎりぎり屋根のある所に避難できました(^^;)
国の名勝である酬恩庵の枯山水。
まだサツキが少しだけ残っていてくれました。
それにしてもすごい雨です・・(^^;)
堂内まで吹き込んできています。
こういうお寺のお庭を雨の中眺めている時間が一番好きなので、個人的にはけっこう興奮していました。笑
この雨でサツキもぽろぽろと・・。
こうして四季は移ろうのですね。
少し雨がやんできたところで、裏手に。
こちらにも夏椿の木があります。
あまりにも廊下が水浸しで北庭に近づける状態ではなかったので、ぐるっとまわってこちらから。
だいぶ雨も弱まってきました。
誰もいないお堂で黙々とお庭と向き合う贅沢な時間。
雨宿りも捉え方では素敵な時間に変えられます。
茶席の設えも沙羅の木ですね。
売店の後ろの壁にはこんな素敵な時計もかかっていました。
雨があがったところで外に。
階段をあがって本堂のほうを見ると、参道の両脇が川のようになっています!
リフレクションなんかも楽しめました。
おや、晴れてきたので..
縦でもう一枚。広角側で撮ってみました。
このちょっと日が差し込んだ空気感に感動(^^♪
思いがけず夕立に立ち会った一休寺。
素敵な時間を過ごさせてもらいました。