京都・祇園 - 祇園祭*神輿洗式(7/28)
京都府京都市東山区 八坂神社
2019/07/28
7月1日の吉符入から続いた祇園祭もいよいよ残すところ、この日を入れて4日。28日には、巡行で使われた神輿を清める神輿洗式が執り行われました。
夕刻、八坂神社に到着。午後八時から始まる神輿洗式を前に、準備が進められます。
祇園祭にかかわった方々の祇園社参拝。
そして、宮本組の方々でしょうか。お祓いを受けます。
ここで大松明の登場。神輿が通る四条通を清めるために、これから本殿前で御神燈を受けます。
神職が松明に点火。この火は昨年の大晦日に灯された火を使うそうで、平成から令和をまたいで、こうして大切に守られてきました。
さて、松明に火が点きました。いよいよ出発です。
神輿洗式には四若神輿会が奉仕します。
八坂神社の南楼門から出て、四条通を通り、四条大橋までをまず往復します。
先回りして西楼門から四条通を入れて。
往復して戻った大松明の火はさらに4本の小松明に移され、中御座の神輿と共に四条通に出てきます。
日中に組み上げられた鴨川の水で神輿を清める神輿洗式。令和元年最後の「ほいっと」です。
神輿洗式で使われる中御座は装飾品が一切外された状態。また、通常東御座を担ぐ四若が中御座を担ぐところも面白いポイントです。
ここで神職によって水がかけられるのですが、その様子は残念ながら捉えることはできませんでした。
そして列は再び四条通を通って八坂神社に戻ります。
先回りして正面から。神輿を囲うように4本の松明が見えます。
ちょっとノイジーですが、印象的なシーンでしたので載せておきます。
地面に叩きつけられた松明。この時弾かれた竹片は縁起物になるそうですよ。
西楼門の前で差し上げられ、再び神輿は境内へ。
役員たちが舞殿のまわりを3周し…
まず小松明が帰ってきます。
そして本殿前で差し上げ・差し回し。
ほいっとほいっと!
そして担ぎ棒を外された中御座は楼門脇の神輿の蔵に収められていきます。
四若の衆たちが舞殿にあがりました。一般人が見られる実質的な祇園祭の〆です。
神輿4基に幕がかけられ、今年も無事に祇園祭が終わりを迎えます。
そのあとは、祝提灯行列を一力亭の前で。
祇園町の夜がこの日はちょっと賑やかです。
行列を見送ったところで、今年の祇園祭の行事撮影は終了。
翌日の神事済奉告祭、31日の疫神社夏越祭で京都の夏はひとつ終わりを迎えます。