京都・上賀茂 - 大田の沢に咲く杜若
京都府京都市北区 大田神社
2019/05/09
上賀茂神社の摂社 大田神社。
境内の大田の沢は、一面杜若(カキツバタ)で覆われます。
早朝の大田神社。
気になる大田の沢を覗く前に…
まずはお参りしましょう。
カラっとした空気が綺麗な朝、清々しい気分です。
では鳥居の右手にある大田の沢へ。
見事に杜若の一番花が見ごろを迎えています!
ここまでの群落はなかなか見ることができません。
つくづく京都という町はすごいなぁと。
紫色に白い一筋が入った花を咲かせる杜若。
凛としていてとても好きな花の一つです。
奥へ進もうとしたらフタバアオイも発見。
これはこれでかなり貴重です。
賀茂社と葵の葉は縁が深いですからね。
摂社の大田神社でも育てられているのでしょう。
沢のほとりの切り株と新緑越しに見る杜若。
すぐそこが住宅街ですが、こんな自然豊かな景色が見られてしまいます。
古来から和歌に詠まれたり、尾形光琳の「燕子花図」に描かれるなど、日本を代表する花です。
そういうところに心惹かれるんでしょうね。
陽がのぼってきたのでそろそろコントラストが淡い状態で撮れる時間も 残り僅か。
出勤の時間も押し迫ってきたので、心残りですがここまで。
最後に一枚だけ、鳥居脇のツツジを撮って大田神社を後にしました。