京都・西陣 - 隠れた蓮のお庭 本法寺 巴の庭
京都府京都市上京区 本法寺
2019/07/06
日蓮宗八本山の一つである本法寺さん。巴の庭という書院前庭に、蓮の花が咲きます。
今日庵や不審庵など、茶道文化の本場のすぐ近くにあるのが本法寺さん。本山なだけあって庫裏も立派。こちらの戸を開け、拝観受付を済ませます。
十の庭など、見どころも多いのですが、今回の一番の目的は巴の庭。庫裏を入って左手にあります。
巴の庭は、江戸時代の芸術家・本阿弥光悦が唯一残した枯山水庭園といわれています。ピンク色の蓮の花が見えますね^^
株数に比べて花の数は少な目。ちょっと訪れるのが早かったかもしれません^^:
明日には咲きそうな花も見られました。
書院と宝物館と絡めて。
あの左奥の宝物館には、長谷川等伯が寄進した涅槃図が納められています。本法寺にはたくさんの芸術家の作品が残されていますね。
書院の中に入らせていただき、障子越しに一枚。
設えなども好きなので、ついじっくりと眺めてしまいます。
こちらも涅槃図がかけられていますね。釈迦入滅を描いたものです。
障子から差し込む淡い光が素敵^^*
巴の庭を正面から額縁でとらえてみました。
去年に比べて、株数はだいぶ多くなったのですが、花付きはまた次回の楽しみですね。
お庭の陰に咲くのは擬宝珠。
蹲にはたまたまでしょうか。紫陽花の額が少し浮かんでいました。
小川通に出るの山門の手前には紫陽花がまだ元気に咲いていました。ここに咲くのは知らなかったので、新たな発見です^^
このあと、あてもなかったので、近くの妙顕寺までお散歩。途中見かけた古い町家に伝うツタが印象的でした。
妙顕寺には本堂裏手に沙羅の木がありました。これにてこのエリアの散策は終了です。
隠れた蓮の名所、本法寺の巴の庭のご紹介でした。