滋賀・長浜 - 宝厳寺・都久夫須麻神社 参拝記録
滋賀県長浜市 竹生島 宝厳寺・都久夫須麻神社
2019/07/20
京都を離れ、東へ。琵琶湖に浮かぶ竹生島の宝厳寺・都久夫須麻神社にお参りしました。
京都から湖西線に乗り近江今津へ。今津港から竹生島に向かう高速船が出ています。
船の時間まで1時間弱あったので、港町をぶらぶら。
ウォーリズが設計したという、登録有形文化財の旧今津郵便局がありました。
ウォーリズといえば京都にも洋館が数多く残っています。
▼駒江家住宅もそうでした。
船の時間が近づいてきたので今津港へ。曇天でしたが、印象的な空です。
遠くに霞む竹生島。いまからあそこに向かいます。
今津港を出港するときの空。絵画のような美しさがあります。
では出港。
船内はとてもきれい。今津からの便は結構空いているようです。
途中甲板に出て琵琶湖を眺めます。海ではないので、波もなく穏やかな時間が流れていきます。
船もノットをあげて竹生島へ一直線に向かいます。
途中、南側に見えたのが多景島。たけしま と読みます。あそこにもお寺があるそうです。
30分ほどで船は竹生島に。
木に見える白いつぶつぶはすべてサギです。すごい数・・。
着岸していよいよ竹生島に上陸!
周囲を水に囲まれているため、すごい湿度にさっそく汗がタラタラです。笑
港から見えるのが国宝の唐門と観音堂(の工事現場)。これ実は京都の豊国廟にあったものを移築しているんです。下調べ不足で修復工事が終わったものだと思っていたため、国宝を拝めずちょっぴり残念。笑
では、まず、宝厳寺をお参りします。
急峻な石段を登っていきます。
途中、鐘楼が見えました。寺紋でしょうか。丸に十五枚笹の紋章がはめられています。
石段をのぼりきると本堂。
手前には不動明王さんがいらっしゃいました。
さらにその上には三重塔。こちらは最近になって再建されたそうです。
その三重塔と紫陽花を。変色せず、まだまだ立派な花と額をつけてくれていました!
唐門と観音堂は工事中かつ巡礼者がたくさんおられたため、写真が撮れる状態ではなく、観音様にお参りして、宝厳寺と都久夫須麻神社をつなぐ重要文化財の舟廊下へ。
こちらは秀吉が朝鮮出兵の際に乗船していた日本丸の舟櫓を再利用して作られているそう。ただの渡り廊下ではありません!
外から見るとこのような形。装飾も立派です。複雑な地形の上に建てられているので、足場は僕が大好きな懸造りです^^
こちらが都久夫須麻神社の本殿。伏見城または豊国廟から移築したとわれ、国宝指定を受けています。内部は撮影禁止ですが、彫刻や装飾は桃山様式で豪華絢爛。船で建材をここに移してきたと思うと、とても神聖な島ですね。
振り返れば龍神拝所。ここからは琵琶湖の景色が一望できます。足場はおなじみの懸造り。
願いを書いたかわらけを投げるのですが、鳥居の間を通るとその願いが叶うといわれています。ちなみに2つとも手前でむなしく落ちました。
船の時間が近づいてきたので、港のほうに向かいます。
舟廊下を下から。懸造りファンとしてはもうたまらん光景です。
鳥居と港を絡めて^^
限られた土地にぎゅっと様々な建物が立ち並びます。島っていいですね~
では出港。今津には戻らず長浜に抜けます。
長浜行の便は都久夫須麻神社の社殿を背にして竹生島を離れます。そのため、こんな迫力のある写真も撮れました。
こちらが竹生島の全景。パワースポットとして近年人気を集めているそうです。
船は速度を上げて竹生島を離れます。今度は晴れの日に、ちゃんと唐門と観音堂を見に訪れたいです。