京を歩けば。

京都の情景

京都・北白川 - 駒井家住宅 秋季特別公開

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2018/12/08

京都府京都市左京区 駒井家住宅


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紅葉の京都も12月に入り落ち着き、いよいよ冬。

外で撮影するのが億劫になるこの季節は、洋館に行くことを勧められました。笑


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僕は建築にめっぽう疎いですが、様式美などが大好きです。

1927年に建てられたこの駒井家住宅も、随所にヴォーリズのこだわりが見てとれました。


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今から90年前に日本にあったと思えないほど、重厚でモダンなデザイン。

階段の手すりの支柱の太さも、上に行くにつれ細くなり、美しさと強度を両立させています。


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左の棚に収められている品々は京大の教授であった駒井卓の世界各地のコレクション。

戦後に米軍に接収されるも、一部は大切に残されていたそうです。


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ベッドルームのサンルーム。

これだけ窓の多い建物は、鰻の寝床だらけの京都では、当時は異質だったのではないでしょうか。

このロッキングチェアに座ると、ちょうど大文字山が見えました。


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お庭ではなく、ガーデンという言葉が似合う、アメリカンスパニッシュ建築。

また一つ新たな京都の魅力を見つけられました。