京都・鷹峯 - 新緑の源光庵
2019/05/18
京都府京都市北区 源光庵
新緑の季節を迎えた源光庵。
2019年6月1日から2021年10月末頃まで、
庫裏の改修工事のため拝観休止になるため、その前に訪れてみました。
さて、特徴的な山門をくぐった瞬間からサプライズ。
なんと文目(アヤメ)が咲いていました!
3番花まで咲ききっており、見頃は過ぎていましたが、
それでもこの組み合わせが撮れるとは思いませんでした。
これは嬉しい誤算。
受付の前には鉢植えがあります。
こちらは白罌粟(シラゲシ)の花です。
ほかにも八角蓮や二葉葵、花筏の鉢もありました。
受付を済ませて中へ。
外が見えるところはすべて綺麗な緑色です。
左を向くと、黄蓮華躑躅(キレンゲツツジ)でしょうか。
こちらも少し見頃は過ぎていましたが、緑の中に際立ちます。
書院の中から額縁で一枚。
うーん。あと3日4日早ければ。。
今回の一番の目的だった2つの窓。
丸が迷いの窓で、四角が悟りの窓です。
いつ来てもいろんな切り取り方が見つかります。
特徴的な畳への光の差し込み方が大好きです。
拝観者もこの時期はまばらで、お堂全体を入れたカットも。
こんな提灯が下がっていたのも初めて気づきました。
ゆっくりとお堂の細部を楽しみます。
伏見城の遺構を移築して建てられた本堂ですが、血天井は生々しいです。
ぜひ、ご自身の目で確かめてください。
開放的な堂内には、
初夏を感じさせる風が吹き込みます。
奥の書院から庫裏のほうを。
この景色もいったん見納めです。
右を向けば再び山門と文目。
手前の植え込みは躑躅ですね。
こちらは受付を入ってすぐ右側のお部屋。
設えは昼咲月見草(ヒルザキツキミソウ)でしょうか?
源光庵とえば、この香炉。
お花の設えとセットで同じお部屋にあります。
再び奥の書院から新緑を。
しばらくお目にかかれないのでついつい枚数が増えていきます。
さて、そろそろお暇しましょう。
奥の新緑の反射が受付前まで伸びていました。
手前の玄関にある焙炉(ほいろ)。
お茶を挽くために使われていたそうです。
源光庵の特徴的な所蔵品ですが、工事に伴い先行きが気になります。
オルラヤでしょうか。
最後にルーティンとなりつつあるこちらの設えを撮って終了。
しばらく訪れることができませんが、拝観再開が楽しみな源光庵でした。
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【撮影地データ】
名称 :鷹峰山 寶樹林 源光庵
(げんこうあん/Genko-an Temple)
宗派 :曹洞宗
本尊 :釈迦牟尼仏
創建 :1346年(貞和2年/興国7年)
拝観 :9:30~17:00
駐車場:あり
住所 :京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47