京都・宇治 - 薄明の興聖寺 琴坂
2018/12/07
京都府宇治市 興聖寺
宇治といえば世間一般には平等院ですが、僕にとっては興聖寺。
曹洞宗の開祖 道元禅師が、初めて曹洞宗のお寺を構えたのが興聖寺といわれます。
山門を入った後の伽藍配置は、大本山 永平寺そのものです。
道場機能を備えるお寺の朝は早い。こうして薬医門までは自由に見させていただけるのはありがたいです。
興聖寺といえば、この唐風龍宮造りの山門。
参道の琴坂が一直線に見えます。
漆喰に施された細かい意匠も美しいです。
奥に見えるのは表門。総門ともいいます。
なだらかな参道の形と、山から湧き出た水が脇を流れる音の美しさを琴に見立てたため、琴坂というそうです。
紅葉自体の見頃は過ぎ。
昨日はびっしりと参道にも敷紅葉があったようなのですが、一日遅かったですね。
琴坂を少し下るたびに振り返り、興聖寺の紅葉の美しさを惜しみました。